病む人の気持ちを

先日、臨床検査科1年生&医療秘書科を対象に、
日本骨髄バンクから、骨髄移植経験者とドナー経験者の方の講演会がありました。
骨髄移植について知り、将来、自分が医療従事者としてどのように医療に携わっていくのか考えるきっかけにして欲しい
という目的で毎年開催しています。
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本講演会は、実際に患者様の話を聞くことができる、貴重な機会です。
そこでは患者様の治療・闘病生活のこと、患者様が抱える様々な背景や不安等、教科書だけでは知ることのできない様々なお話を聞きました。
そこで、紹介された「病む人の気持ちを」という言葉があります。
ある医療施設の入り口の石碑に刻まれたその文字を、職員の人は毎日読んでいるそうです。
「病む人の気持ちを」の後に、言葉はついていません。
自分が医療従事者として、どのように行動するか。一人ひとりが、その言葉の先を考え、業務を行なっているそうです。
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臨床検査技師は迅速に正確に患者様の検査データを出し、医療秘書は患者様が不安を抱える医療費などについて専門的な知識をもって情報を提供します。
その専門性はもちろんのこと、直接患者様と接する際「思いやりの心」のこころをもって行動するなど、それぞれが置かれた立場でこそできること。
本校の職員も「検体の向こう側、事務の先の向こう側の患者様」の存在を常に意識しながら業務に励むことの大切さを、学生に伝えています。
言葉は違いますが、思いは一緒ですね。
学生には、「病む人の気持ちを」に続く言葉を自分で探しながらこの学生生活を過ごし、将来、医療現場で実践してもらいたいなと思います。
 
☆きょうのよかよか☆
1階実習室前に貼りだされたたくさんの紙、紙、紙!
そこに書かれたものとは!?今日も赤いペンの書き込みが!!ぜひ、学校に来た際は、「それがいったい何なのか」ご覧ください(^艸^)
byこんちかろう